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デジタル印刷機とは?コピー機との違いやメリット・デメリットを紹介
「デジタル印刷機とは何?」
「デジタル印刷機とコピー機の違いは何?」
このような疑問を持っている方は多いのではないでしょうか?
一見、デジタル印刷機とコピー機は同じように見えますが、機能は全然違います。
この記事では、デジタル印刷機とコピー機の違いやメリット・デメリットについて紹介します。
最後まで読んでいただくことで、デジタル印刷機のことを深く理解できます。
ぜひ、最後までご覧ください。
デジタル印刷機とは
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デジタル印刷機は、版を必要とせず、データを直接紙に印刷する装置のことです。
従来のオフセット印刷に比べて、短時間で少量からの印刷が可能となり、コストを抑えつつ迅速に対応できることが最大の特徴です。
主に小ロットの印刷物や個別カスタマイズが必要な印刷物に適しており、マーケティングツールや個人化されたプロモーションに適しています。
加えて、デジタル印刷は製版や刷版の工程を省くことができるため、作業の簡略化が進み、印刷産業において柔軟な対応が可能になります。
デジタル印刷機とコピー機の違い
デジタル印刷機とコピー機は、見た目は似ていますが、原理と機能が大きく異なります。
デジタル印刷機は、原稿から直接版を作成し、この版にインクを塗布して紙に転写することで印刷します。
一方、コピー機は原稿をスキャンし、感光体にトナーを付着させて熱と圧力で紙に転写します。
この違いにより、デジタル印刷機は大量印刷に適しており、高速でコスト効率も高いです。
コピー機は、すぐに少量の複製が必要な場面に適しています。
また、デジタル印刷機は省エネルギーが特徴でヒーターを使わないため、熱転写によるエネルギー消費がありません。
デジタル印刷機のメリット
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デジタル印刷機のメリットは以下の4つがあります。
- 印刷スピードが速い
- コストを抑えられる
- バリアブル印刷ができる
- CO2の排出量を低減
以下で詳しく解説いたします。
印刷スピードが速い
デジタル印刷機は、印刷スピードが大きなメリットです。
従来の印刷手法と比べて、デジタル印刷は版を作る必要がないため、発注から納品までの時間が大幅に短縮されます。
この速さは、緊急のプロジェクトやタイムリミットが迫っている作業に最適です。
加えて、インキの乾燥時間を短縮できるため、一連の印刷工程が迅速に進行し効率的な作業が可能となります。
このスピードの向上は、顧客への迅速な対応につながるため、ビジネスにおける競争力を高めることができます。
コストを抑えられる
デジタル印刷機のメリットの一つに、コストの削減が挙げられます。
デジタル印刷では、版を作る必要がないため、初期費用が大幅に抑えられます。
特に少部数の印刷において、コスト効率が非常に高くなります。
さらに、印刷プロセスが迅速に進むため、時間も節約できることが大きなメリットです。
このように、デジタル印刷機はコストと時間の両方を削減し、経済的な効果を提供する強力なツールです。
バリアブル印刷(可変印刷)ができる
デジタル印刷機の特徴の一つに、バリアブル印刷が可能であることが挙げられます。
これは、印刷する内容を1つずつカスタマイズできる技術です。
例えば、紙の半分を名刺、残りの半分をDMやチラシなど異なったものを印刷することが可能です。
この機能により、一度に多様なニーズに応える個別化された印刷が可能となります。
デジタル印刷では版を作る必要がないため、設定変更が容易で少量多様な印刷が求められる現代において、非常に効果的です。
この技術は、複数の顧客の印刷物を同時にできるため、用紙のコスト削減にもつながります。
CO2の排出量を低減
デジタル印刷機は、従来の印刷技術と比較してCO2排出量を大幅に削減します。
この技術が環境に優しい理由は、オンデマンド印刷が可能であるため、無駄な印刷が減少し使用するエネルギーが最小限に抑えられるからです。
さらに、デジタル印刷では印刷プレートが不要なため、製造過程での材料使用が少なく、廃棄物の削減ができます。
そのため、企業は持続可能な運営を実現し、環境保護にも貢献できるのです。
参考記事:デジタル印刷とオフセット枚葉印刷のCO2排出量の比較調査 - JAGAT
デジタル印刷機のデメリット
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次にデジタル印刷機のデメリットについて2つ紹介します。
この機械は、業務内容次第では、コストが高くなる場合や統一された品質が保てないなどの課題があります。
ぜひ、参考にしてください。
印刷量が多いとコストが高くなる場合がある
デジタル印刷機のデメリットとして、印刷量が多いとコストが高くなることがあります。
一般的には、大量印刷においては、オフセット印刷と比較するとコストが高くなります。
その理由は、デジタル印刷では1枚あたりの単価が固定されており、印刷量が増えても単価が下がることがないからです。
そのため、デジタル印刷機を使用する場合には、小ロットやバリアブル印刷をするときが最適です。
印刷機によって品質が違う
デジタル印刷機は、使用する原材料や技術により印刷品質にバラつきが生じることがあります。
理由として、各メーカーが異なる粉体や液体トナーを用いるからです。
オフセット印刷機とは異なり、デジタル印刷では各メーカーが独自の技術を採用しており、一貫した品質を維持するためには同じメーカーの機械を使用することが重要です。
このような品質の不均一性は、社内で複数のデジタル印刷機を使用する場合に課題となります。
しかし、品質のバラツキを最小限に抑えることで、一貫した印刷結果を提供できるサービスも増えています。
デジタル印刷機が対応できる印刷物
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デジタル印刷機が対応できる印刷物を紹介します。
これから紹介する印刷物がある場合には、デジタル印刷機がおすすめです。
ぜひ、参考にしてください。
DMや名刺
デジタル印刷機は、DM(ダイレクトメール)や名刺のような小ロット印刷物に最適です。
なぜなら、印刷の設定や準備にかかる時間が少なく、必要な分だけ迅速に印刷できるからです。
特に、様々なデザインを頻繁に変更する必要がある場合や短期間での納品が求められる場合に、デジタル印刷はその効率と柔軟性で大きなメリットを提供します。
マーケティングに使用するもの
デジタル印刷機は、マーケティングに使用するものの印刷に適しています。
具体的には、ポスターやフライヤーなどのプロモーション資材を効率的に生産でき、短期間での反復的な更新が可能です。
また、エリアマーケティング用のツールとして、地域限定の情報を含んだクーポンやチラシの印刷にも使用されることがあります。
まとめ
この記事では、デジタル印刷機とコピー機の違い、メリット・デメリットについて紹介しました。
デジタル印刷機は、印刷スピードが速く、コストを抑えることが可能な機械です。
また、バリアブル印刷により1枚ずつ異なる内容で印刷できるのも大きな特徴です。
この機械を使用するだけで、CO2の削減ができ環境保護につながります。
ジャパンニューハンでは、デジタル印刷機を取り扱っています。
さらに、インクなどの消耗品も格安で購入が可能です。
お客様の業務内容に応じて、コピー機よりもコスト削減につながることもあるので、お気軽にご相談ください!
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